About siete

siete は神戸・新長田にある小さなものづくり工房です。

パーソナルファブリケーションという新しいものづくりを体験、実践していただける場を提供していきます。

パーソナルファブリケーションとは

コンピューター上で作成された設計データ(デジタルデータ)から、木材、紙、プラスチックなど様々な素材を デジタル工作機械で加工、成形する技術があります。この技術を活用したものづくりをデジタルファブリケーションといいます。ものづくりのデジタル化は企業レベルでは積極的に進められています。


近年、技術の進歩により、個人レベルでデジタルファブリケーションを行うことができるようにりました。そして、その実践をとおして個人のデジタルファブリケーションは企業のそれとは違った意味合いを持つということがわかってきました。そしてパーソナルファブリケーションという概念が生まれました。


過去、大量生産の基盤がなかった頃のものづくりは、単なるリテラシーではなく、あらゆる表現手段を駆使する創造的活動でした。パーソナルファブリケーションは、そんなものづくりへの回帰を可能のにしてくれます。それは、当時の生活の苦労を再現することではなく、最新のテクノロジーを駆使して、ものづくりの本質にもう一度迫ってみようという活動です。テクノロジーを創造する力を、テクノロジーを利用する人の手に取り戻す活動でもあります。


(参考:ファブラボ)

現在、パーソナルファブリケーションを実践できる拠点が世界の各地に設立されています。それらは、それぞれの地域に適した自主的な活動を行いながら相互に緩やかにつながり、 FabLab(ファブラボ) という世界的なネットワークを築いています。そこでは、パーソナルファブリケーションの意義や用途、社会的、経済的影響など様々なテーマが議論されています。

http://www.fabfoundation.org

http://fablabjapan.org

siete 活動指針

siete は、デジタルファブリケーションを体験し、始めるために必要なサービスを提供していきます。そして、パーソナルファブリケーションの実践をとおして、ものづくりの今日的な意味を広く紹介していきます。


siete は、一人ではなく他の人とのつながりの中でものづくりができる、そして楽しみながらものづくりができる、そのようなものづくりコミュニティーの形成を支援していきます。


siete は、 パーソナルファブリケーションの普及はこれからのものづくりの在り方を変えていくと考えています。地域のものづくり産業との連携を模索し、新たな社会的な価値の創出を目指します。